アイアンのシャフトは、スチールとカーボンに大別されますが、買う時になるとどちらがよいのか迷います。最近ではトップアマでもカーボンを使っている人がいますから、カーボンの価値もかなり見直されています。
スチールシャフトの種類
トゥルーテンパー社
世界のトッププロに圧倒的な支持を受ける米国メーカー
- ダイナミックゴールドシリーズ(中、元)
- ライフルのプロジェクトXシリーズ(フロー、中元、元)
- トゥルーテンパー XP(先中、中)
日本シャフト
品質に絶大な信頼と実績を築き上げた国産メーカー
- N.S.PRO MODUS3 シリーズ(中、中元、元)
- N.S.PRO 750(先) 850 950 1050 1150(中)
上田桃子 渡邉彩香 香妻琴乃 アン・ソンジュ 森田理香子 鈴木 愛 藤本麻子 李 知姫 全 美貞 堀 奈津佳 福田真未 など - N.S.PRO Zelos 7&8 HYBRID (先)
菊池絵理香 タイトリスト VG3アイアン(2016年)N.S.PRO ZELOS 7 〈Flex S〉
馬場ゆかり 一ノ瀬優希
FEMCO Steel Technology (FST)
アメリカのシャフトメーカー
- KBSシリーズ(先、先中、中、中元)
他にもありますが、ほとんどの方が上記シャフトから選択されていると思います。
カーボンシャフトの種類
GRAPHITE DESIGN【JAPAN】
信頼と実績が注目されて世界のツアープロ達が支持するシャフトメーカーへと成長。世界のゴルファーが、熱いまなざしを送るグラファイトデザイン社。
- TourAD AD-65 75 85 95(中)105 115(中元)
宮里藍 ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン
Tour AD AD-65TypeII 〈Flex R〉
MITSUBISHI CHEMICAL
過去およそ半世紀にわたり、得意とする合成高分子科学技術の 土壌から数々の優れた素材を開発し、”先端材料”発展の歴史の一翼を担ってきた。
- OT アイアン 75 85 95(中)
- フブキ Ai アイアン 50 60(中)
- フブキ AX i75 85(中)
- バサラ アイアン 40 50 60(中)
- ディアマナ New サンプ アイアン i95 105 115(元)
QUADRA
コンポジットテクノ株式会社の『四軸組布シャフト・クワドラシリーズ』は、シャフト外装に『四軸組布』を採用し、高強度、高剛性から得られる高い復元力を誇る性能を実現しました。 飛距離と方向性を両立させた価値ある四軸組布シャフトが、あなたのゴルフを変えていきます。
- ファイアーエクスプレス DGL 115/120(中) 90(中元)
- ファイアーエクスプレス スピリッツ アイアン i50 65 75(中)
- ファイアーエクスプレス マックス アイアン WBQ 95(中)
女子プロゴルファー アイアンセッティング
イボミ 本間 ツアーワールド TW727Vn VIZARD IB85
掘琴音 フジクラ MCI80 プロトタイプ
スチールシャフトとカーボンシャフトの違い
一番大きな違いは重量
スチールは性能が同じで軽いものを作るのが苦手、反対にカーボンは軽いものをつくるのは得意だが重いものを作るのが苦手です。
しかし上記のようにスチールでもカーボンでも重さのバリエーションはそろっています。ただスチールの性能をいかんなく発揮させるには、適度な重量のシャフトの方が良いし、カーボンを使うのであれば、軽さを武器にできる使い方が良いのではないでしょうか。
例えば、深いラフからの脱出を考えた場合、芝に負けない重いクラブの方が有利ですね。18番ホールでもエネルギーを残して余裕のゴルフをしようと思えば、少しでも軽いクラブの方がが有利です。
シャフトのトルク
トルクについては、「ドライバーシャフトのスペックとスイング」でも述べていますが、スチールシャフトの方がカーボンに比べ小さくなっています。それだけ正確なスイングが求められ、方向性については敏感になるでしょう。スイングが安定していてピンをデッドに狙うゴルファーに向いています。
カーボンシャフトはスチールに比べるとトルクは大き目で、ミスに対して許容度が大きいが、飛距離や方向性のバラツキは大きくなります。強振するのではなくある程度力を抜いてスイングする人に向いています。
弾道はというと
スチルシャフトに比べてカーボンシャフトは、シャフトが軽い分、全体の重量も軽くしかも重心は先端よりです。したがって球を上げやすく飛距離にも有利に働きますが、シャープにスイングする人にはコントロールが難しく感じるでしょう。
軽量スチール
ツアープロでも使用率が高いトゥルーテンパー社のダイナミックゴールドは、重量が120g台で一般アマチュアにはハード過ぎます。
そこで出てきたのが日本シャフトのN.S.PRO 950です。重さが95gで中調子、一般アマチュアでも使用可能なスペックになっています。今ではほとんどのシャフトに標準装備されています。
ただ軽量シャフトでは、中元や元調子のシャフトが作りずらいのか、需要がないのか分かりませんが、ほとんどないのが実状です。
まとめ
クラブ選びは重要です。自分の筋力や体力もさることながら、今後どういうゴルフをしようとするのかによって、大きく変わってきます。
20代の人が60gのカーボン(私はそうでしたが)を使ったり、60代後半の人がダイナミックゴールドを使用するのは少々無理があります。
自分が目指しているゴルフはどういうものなのかはっきりさせて、それに向かうためのクラブ選び、シャフトの選択が必要かと思います。
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