ゴルフスイングを考えるとき一番重要なことは、自分がやりたいスイングはどういうスイングか、イメージすることです。そしてそのイメージが理にかなっているかどうかです。
スイングの会話でよくあるのは、
「自分はこう思っていたけどみんなと違っているよねー」
「あの人は変な打ち方だけどまっすぐ飛ぶね」
皆異なるイメージを持っています。
上手に打てていれば問題ないわけですが、ミスが多くなると自分のやっていることはこれで良いのか?と不安がつのります。
- 自分がやりたいスイングになっているか
- やりたいスイングは理にかなっているか
この二つのイメージを基にスイングを改善することこそが上達への近道と考えますがどうでしょうか。
内容は私個人の考えですので参考程度にしてください。
右利きを基準にしています。
アドレス
- 両足を結んだ線は目標よりやや左。
- 両ひざは少し曲がっているがスッと立っている。
- 背筋は伸びていて程よい前傾。
- 腕はほぼ垂直あるいはやや前。
- 腕は脇につけるのではなく胸に乗せるイメージで
- 腕とシャフトの角度は15°前後。
- 手首は左太ももの内側あたりで体からこぶし位離れている。
- ファイスの向きは目標を向いている。
*フェイスの向きは他にかぶせる人、開く人がいます。
バックスイング
- アドレスの姿勢から右足内側に体重を移しながら
- 前傾を維持し両腕でできる3角形を崩さずに
- 肩の回転角度(スピード)に対して腰の回転が半分になるように
- シャフトが地面と水平になるまで捻転します。
(人によって水平よりやや上)
ここが中間位置
ここからさらに同じように捻転しますが
- 右腕は徐々に脇から離れ60°~90°位になるまで
(角度は人によって異なる) - 右腕の曲がりは90°になろまで
- 左手首は親指方向に20°ほど折れるまで
(コックという) - 右ひざ、右股関節で回転をこらえながら目いっぱい捻転しきったところがトップです。
トップの姿
- 腰はその場で40°右に回転
- 肩は腰に対して40°アドレスから80°右に回転。
- 左ひざはやや前にでて右足のほうに寄っている。
- 右足は後ろから見てアドレスとほぼ同じ角度。
- 体重は右足内側から左に移ろうとしている。
- クラブは飛球線方向。
- 右ひじは90°に折れ地面を向いている。
- 脇は60°~90°
- 胸、左腕、右腕で作られる二等辺三角形は直角三角形に変わります。
- 頭は少し右に回転。
ダウンスイング
- 右足に寄り添っていた左ひざをアドレスの状態に戻しながら、 (左ひざは少し前に出る)
- 右足内側と右股関節に乗っていた体重を左足内側と左股関節に移し、
- 左骨盤を中間位置に向かって回しはじめる。(イメージは左前に向けて回すのだが、ひざと股関節に体重が乗る為中間の位置に戻る感じ)
- 肩はまだ回す意識はないが骨盤が回る分だけ戻ってしまう。
- 両腕はバックスイングの中間位置に向かって動いてしまう。
全体のイメージは息を吸いながら捻転しきった体が、重心を左に移したときに、息をはき力が抜け、骨盤主導で逆向きの動作に入っていく。
- ここから上記の動きを加速させていく。
- バックスイングの軌跡を意識し、
- 捻転を我慢しながら(実際は戻っていく)
- 骨盤を筋力に応じて回していく。
(あまり早く回しても上体がついてこない) - この時手首はコックされたままだが余り意識しない。
- 両腕は加速されながら下がっていく。
- 右肩が下がりやすいので注意。
- 骨盤が40°位後ろに回ると止まるので、ここから捻転した肩が戻されインパクトを迎え、肩が戻されるとまた骨盤が回り始める。
インパクトの姿
- 前傾と頭の位置はアドレス時とほぼ同じ。
- 重心はほぼ真ん中であるが右足内側で蹴っている状態。
- 骨盤は45°程回転。
- 肩は30°程回転し左肩が右肩に比べ上がっている。
- 左腕は程よく伸びていて右腕はやや曲がっている。
- 右ひじは ボールの反力をこらえようと右わきに絞られている。
- 右手首は 右に折れて手のひらはフェイスの向きと同じである。
フォロースイング
- 曲がった右腕が自然に目標方向へ伸びていく。
- 左右手首は 戻す意識はないが目標方向へややローリングする。
- 前傾は維持している。
- 肩はさらに回り骨盤を追い越していく。
- 両脇はバックスイングの中間位置の反対側まで
閉まったままで、回転の慣性で持ち上げられる。 - 両腕は我慢できなくなり曲がっていく。
フィニッシュ
- 左ひざは伸びて右ひざは左足に寄せられているが
握りこぶし程度あいている。 - 右足首は返されつま先だけがついている。
- 骨盤は6~70°回っている。
- 肩は目標より左45°位回っている。
- シャフトは首のあたりに巻き付いている。
- 前傾を我慢してフィニッシュを迎えると
上体は目標に対して右側に傾いている。 - 顔は目標を向いている。
まとめ
以上一連の流れを書いてみましたが、読んでいて嫌になってきますね。
でもこれを読みながらスイングをイメージしてみてください。自分のスイングと比べてみてください。そして違ったところがあれば、やってみてください。
うまくいかないかもせれませんが、そのときはまた自分で考えるなり友人の助けをもらって、自分のイメージするスイングに近づくように練習してください。
一連の流れ、まだ書き足りないところや、変更点があれば直しますのでよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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