先日マイナンバー関連をネットで見ていたところ、マイナポイントというものがあると初めて知りました。マーケットや小売店のカードではあるまいし、国が発行するマイナンバーカードにポイントがある? なんて考えもしませんでした。
マイナポイント事業とは
マイナンバーカードを取得した人が、民間のQRコード決済・スマホ決済などのキャッシュレス決済で一定額をチャージまたは購入すれば、チャージ額の25%(Max 5,000円)が還元されるという事業です。
この制度は、昨年10月の消費税増税に伴うキャッシュレス決済の還元制度が、2020年6月終了するのに伴い、その後の景気刺激策の一環として行われるものです。
マイナンバーカードを持っているだけでは申し込めず、カード1枚ごとに発行されるマイキーIDを取得しておくことが条件です。マイナンバーカードは幼児から取得可能で、4人世帯では4個のマイキ―IDが取得できますから、5,000X4=20,000円分のポイントが還元されることになります。
20年度ポイント還元の原資として2千億円、システム改修を含む事務経費として458億円を計上しています。予算策定にあたり、マイキーIDの設定をする人は4千万人と想定していますが、現時点でカードを取得している人は約2,000万人、IDを設定している人は3万8千人弱だという。
早いもの勝ち? 加熱すれば追加予算もあるのでは?
マイナポイントの申し込み期間は2020年7月から2021年3月末までです。
参考ページ:総務省 「マイナンバーカードでマイナポイント」
マイナポイントをもらう為に必要な手続き
マイナンバーカードの取得
カードをス得している人は2,000万人、まだ国民の約1/6ですから家族でマイナンバーカードを取得していない人がいればすぐに取得するようにしましょう。
カードを取得すれば、個人の貯蓄額や収入すべてが管理されて嫌だという人もいますが、私も含めて大多数の方はちゃんと税金を払い、善良なる市民として生活していますから何も恐れる事はありません。
カードを持っていれば良いこともあります。
・マイナポイントがもらえる
・新型コロナ等の給付金処理が早い
・確定申告がオンラインで可能、還付金処理も早い
・公的な証明書をコンビニで取得可能
□住民票の写し □印鑑登録証明書 □住民票記載事項証明書
□各種税証明書 □戸籍証明書 □戸籍の附票の写し
マイナポイントの予約マイキーIDが設定される
PC、スマホどちらで設定しても構いません。
1.専用アプリ・ソフトとJPKI利用者ソフトのダウンロードが必要です。
2.アプリを起動しマイナポイントの予約をクリックしカードを読み取る
3.マイナンバーカードの数字4桁の暗証番号を入力
4.暗証番号の入力が正しく行われると、マイナポイントが予約(マイキーIDが自動で設定)されます。
2020年7月以降、マイナポイントの付与を希望する決済サービスを選択できるようになります
マイナポイント申し込み
2020年7月〜2021年3月末
お好きなキャッシュレス決済サービスを登録をしてチャージorお買い物。
追記 2020年7月1日 マイナポイントの申し込みをしました。 最初はスマホのマイナポイントアプリからトライしてみましたが 「決済サービスID(必須)、セキュリティコード(必須)」の入力で止まってしまいました。 私はモバイルEDY(お財布携帯)で申し込みたかったのですが、セキュリティーコードが見つけられず断念しました。 そこでPAYPAYのアプリを開いてみると、ホームに「マイナポイントマーク」があったのでタップしてみたところ、 僅か6ステップで申し込みが完了しました。 マイナンバーカードの読み込みはありますがとても簡単です。 受け取り方法はチャージで受け取るとしました。 付与対象期間は9月1日からだそうで随分待たされますね!
知らないと恩恵が受けられない積極行動型社会
インターネット、〇〇ポイント、キャッシュレス決済(カード、QRコード、各種電子マネー、△△Pay)等々現代社会には様々なお得情報で溢れています。すべてのお得情報を実現させるには(不可能ですけど)、いろんなカード取得やIDパスワードの管理が必要です。もちろんPCやスマホは必然ですね。
私の友達に、インテ―ネットをやらない人やいまだに現金払いに固執している人がいます。もちろんスマホではなくガラケーです。なんでスマホにしないのと尋ねると、「スマホは高いし、ネットもあまりしないから電話できればいいや」、なんで電子マネーで払わないの「カードは不安だしお金をたくさん使うから現金の方が安心だわ」等の答えが返ってきます。でも内心では自分もやってみたいと考えているはずです。
では何故そうしないのかというと、
・ネットやオンラインの価値を見出せない
・初期投資を安くできる方法がわからない
・手続きが難しくて面倒だ
・ポイントなんて少額だし使いづらいからいらない
・今のままでも不便さは感じられない
こんな感じですが、新しいものにチャレンジする意欲がなくなっているように感じます。特に私と同じ年代では、行動範囲も狭くお金の消費も限られてくるので、「このままでもいいか」と思ってしまいます。
まとめ
今の社会は、知っている人が得をする構造になっています。世の中はどのように動いているのか、またこれからどうなっていくのかという情報をキャッチできるように、常にアンテナを張り、また情報を進んで探していく姿勢が大事です。何もしないとどんどん社会からおいて行かれ、後から取り戻そうと思っても不可能になってしまいます。
今回のコロナ禍において、進んでいるはずの日本のIT化が、世界から見て遅れていることが発覚しました。日本人が持っている現状維持気質や、政府に対する信頼度の低さが影響しているように思います。
現状に甘んじているのではなく、いいものがあれば取り入れる気持ちを持って、どうすればもっと簡単で便利になるのかを考えながら新しい事に取り組み、新しいやり方に変えていく行動力が求められています。