タイトルのようなショットがあれば誰でも実践したいですね。アプローチショットについては、このブログの「いろんなアプローチショットと注意点」でも述べていますが、今回はまた違った視点で考えてみたいと思います。
どういうミスをするのか
北陸の11月後半頃は、雨も多くグリーン周りの芝は薄く枯れた芝も混じっています。下の土はやわらかく凹凸も目立ちます。こんな時、普通のアプローチショットを打っても、手前の土に引っ掛かってダフってしまったり、ダフリが怖くてトップになったりします。
皆さんはどうですか?
- 技術的には、打ち急いでクラブが腰の回転と同じになると、ヘッドが通常の軌道より上を通り、トップになってしまう。インパクト前にターゲット方向を見てしまう場合に多いですね。
- また肩の回転で打たないで手首を使って打ってしまうと、ヘッドの最下点がボールの右側になり、ダフってしまう。
- 右足体重のまま打つと右膝が前に出て曲がり、打点が下がりダフってしまう。
このようなミスが考えられますが、ダフリを怖がるとトップが出やすくなり、トップを怖がるとダフリが出やすくなります。いわゆる「ざっくりトップ」ですね。
このざっくりトップを解説した動画があります。
ざっくりトップが出ないクラブ
そんなクラブがあるのか?と思われるでしょうがあるのです。
パターです。まれにパターでもダフル人がいますが(笑)、ほとんどの人は大丈夫でしょう。
ではなぜパターはダフらないのか?
1.フェース面が直角に近い。 2.手腰頭の高さが変らない。 3.左側体重(個人差あり)で重心位置を動かさない。 4.手を使わないのでヘッドの軌道円が大きく、ストロークが安定する。 5.軽くグリップしているので腕肩に余分な力が加わらない。 6.急ぐことなくゆっくりしたリズムでストロークする。
ライが悪い時のアプローチショット
もうお分かりですね。できるだけロフトの立ったクラブでパターのようなストロークをする。
私の場合は、膝を曲げた分だけ9番アイアンを短く持って、少しオープンに構え、左足に全体重をかけます。右足は閉じていようが開いていようが、前に出ていようが後ろにあろうがどうでも良いのです。ようは左側を固定して、肩でストロークします。
パターのように打っても良いのですが、慣れてくるとタイミングをつかむのに腰をほんの少し回し(バンプさせ)、肩が反動で回されるイメージで打ちます。この時、肩に力を入れているとヘッドが遅れてこないので、腕とクラブの角度&フェースの高さが変らないようにしながら、脱力していないといけません。
練習方法は、まずパターで同じように練習して、それから6ー7-8ー9番アイアンとロフトが大きいクラブにしていきます。1~2m位でボールが止まるようにストロークができれば完璧でしょう。
もちろんパターで寄せられるところはパターを使いますが、芝を転がる距離が長くなると距離がばらつきやすいのと、ボールがイレギュラーして方向がバラつきます。
その点ロフトがあるクラブでは、ボールが少しジャンプするので芝の影響を受けづらく、狙った方向に出やすいのです。6番でもトントンと行きますよ。
もう少し距離が長くなると
転がしではなかなかピンに寄りませんね。そいう時は、もうワンクラブ下げて(PW、AW)同じような打ち方をします。滞空時間を長くするのです。
構えは先ほどに比べ普通のショットに近くなります。それでも左側に体重をかけクラブはやや短く持って、大きいスイングアークで振ります。クラブフェースはざっくりにならないように若干開くことが大事です。コックを使うと戻す動きが入るので、使わない方が良いです。
写真を見て気づいたのですが、人差し指でクラブを支えていますね。良いのか悪いのか分かりません。
まとめ
ここまで分かったかのように書いているので、さぞかしアプローチショットがうまいのではとお思いでしょうが、全く逆で大の苦手です。練習場でもアプローチの練習が一番多く、何とかして寄せワンを得意にしたいと思って日々奮闘しています。
しかしながらこの転がし?アプローチはかなり成功しているので、興味のある方は試して見て下さい。
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